研究への参加のご案内

研究の目的

2005年に、ドイツのチューリヒ大学において、ワグナー(Birgit Wagner)博士はドイツ語を話す人たちを対象として、複雑性悲嘆のための筆記療法プログラムを行いました。これまで筆記を用いた心理療法については世界各国において、PTSDをはじめとする様々な問題に対して行われてきましたが、悲嘆に対する筆記療法は初めての取り組みでした。研究結果ではこの心理療法は複雑性悲嘆およびPTSD症状の軽減に効果があったこと、また電子メールのみでの接触についても多数の参加者が満足していること、対面式の心理療法と比較しても中断する割合が低いこと、などが報告されました。

そこで、私たちはこの筆記療法プログラムが、日本の複雑性悲嘆の症状を持つ方でも同様の改善効果があるのか、また安全に心理療法を進めることができるかを検討することを目的としてこの研究をはじめました。

この研究に参加していただける方

この研究に参加していただける方は以下になります。

  1. これまでに大切な方との死別経験があって13ヶ月以上経過している
  2. 20歳以上
  3. 日本語でのパソコン使用の可能な方(ワード、エクセル使用およびパソコンでの電子メールの送受信、携帯不可)で、週に2回、1時間ずつ、10回の筆記の時間をとれる
  4. 現在重症の精神疾患、自殺等の恐れのない方
  5. 複雑性悲嘆の症状がある方

その他に、死別に関することで刑事裁判や民事裁判を行っている方、また筆記を続ける上で支障があるようなお身体の病気、重度のうつ病等の合併などがある場合には参加することができません。また、現在どこか医療機関にかかられている方には、主治医の先生より研究参加についての事前のご承諾をいただくようお願い申し上げます。

参加条件を満たすかどうかは事前の質問紙の記入と担当者からの電話による問診によって判定されます。結果によっては参加できない場合、また他の治療法を提案させていただく場合もございます。
実施費用は無料です。
研究開始にあたっては、参加前に文書による同意書を取り交わし、郵送にてご送付いただきます。

参加を検討する場合

「お問い合わせフォーム」より、「研究参加希望」の欄をクリックして送信して下さい。受信後、3~5日以内にご連絡いたします。

医療福祉職等の支援者の皆様

臨床心理士、精神科医師、ソーシャルワーカー、福祉士等の医療福祉・教育職等の支援者の方からの相談者様、患者様等のご紹介も受け付けております。本研究は、対照群を設定しないオープントライアルの臨床研究として計画され、国際医療福祉大学倫理委員会の承認を受けています。研究参加に際しては、上記の参加条件を満たすことが必要になります。ご不明の点は「お問い合わせフォーム」より、「研究参加紹介希望」の欄をクリックしてご連絡ください。

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